つまりただそれ風に舞っただけ
あの時の思い出、その時の感情、
景色、温度。色、
もしかしたら匂いすら
思い出せてしまうかもしれない。
音楽にはそんな力もあって。
ぼくが実際にそうだから。
タイムスリップ機能。あれすごいよね。
今日はasian kung-fu generationについて。
ぼくは小学生の頃から、生意気にスペースシャワーTVを見れるという環境にいた。
パワープッシュの意味すら知らないぼくはいろんなアーティストに出会う。
ゆずの夏色を見て一瞬にして釘付けになり、
はやく大人になって自転車の後ろに乗せてくれる彼と海へデートしにいきたいってドキドキしたり。
椎名林檎の歌舞伎町の女王を見て、小学生ながらになにか見ちゃいけないものをみたような、エロスな音楽を聞いたり。
ナキ・ムシ。
そんなスペシャパワープッシュは、ぼくの大事な情報源になり、中学生になり、、、
ぼくは毎日いろんなバンドTを着てくる男の子が気になり始め、どっちがはやくかっこいいバンドを見つけるかみたいな競り合いをしては、MD貸したり借りたりして。
スペシャで気になったアーティストはすぐメモして、調べて、、って日々の中。
15歳の時に君という花が流れた、
それはもう始めは良さなんてよくわからなくて。かっこいい?かっこいいような気がする、でもなんかなにがかっこいいのか、わかんない、ん?なんだ?ん??ん?
それがぼくとasian kung-fu generationとの出会い。(ここまで長すぎな上、スペシャ宣伝しすぎ)
ぼくは昔からだるそうな眠そうな人が好きで、なんとも気怠そうに歌うゴッチがとてもかっこよかった。
ぼくのすきだったバンドTの男の子は、うーんってあんまりはまってくれなくてつまらなかった。
すきな人がすきじゃなかったら微妙なのかなあって思っちゃうのは大人になったぼくもおんなじだな、変わらないな。
seventeenに載ってんの??あの人たち?ってなったけど
マドンナの力は絶大で、ぼくの目は間違えていないなって。だってマドンナが言ってるんだよ、間違いないでしょ。
それから高校受験勉強中は
ずっとずっとずっと君繋ファイブエムがぼくの部屋の定番になった。
あの日ぼくは15歳。
ぼくにとって君という花はマドンナちゃんと公園で一緒におんなじイヤフォンで聴いた思い出、高校受験、バンドTへの恋、色は緑色、匂いは、、風の匂い。